香撰堂本舗 / ワンランク上の味わいを食卓に、静岡産100%深蒸茶匠、特許取得の備長炭入り炭火焙煎茶

改・でしゃばり雑学

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茶に関する(効果効能や生活に役立つ)様ざまな雑学情報を発信しています。

No.031   お茶は女性の味方ーいつまでも綺麗で!ー *

お茶はたくさんのビタミンCを含んでいます。ビタミンCは、メラニン色素を沈着しにくくし肌の美白を保つはたらきがあります。紫外線の強い季節には積極的に飲用する ことをお薦めします。またカフェインは、脂肪を優先的に燃やす作用があります、運動を始めての30分程度は脂肪より先にグリコーゲンがエネルギー源として消費されるのですが、カフェインの摂取によって脂肪が早めに燃やされます。転じてダイエット目的の運動には、その前のお茶の飲用が効果的ということの証明となります。

No.032   なぜ茶柱が立つと縁起が良いと言われるの?

家の柱が立つイメージや男性のシンボルから連想されて言われていることもあります。しかし、一般的には四つ葉のクローバーの件と同じような言い伝えです。茶碗の中で茶柱が立つことはたいへん珍しいことから縁起が良いとされているようです。さて、茶柱が立つ条件を考えますと、棒茶ならともかく、現在の煎茶には茎や棒がほとんど入っていません。 さらに最近では深蒸し茶用の急須は内側の注口に細かいメッシュが付けられているものを使用している限り、立つどころか茶碗に浮いた茎にもお目にかかれません。また「立つ」には上下の重量差の大きい棒に限られますので、偶然にいくつの条件が重なったことですから縁起が良いはずです。

No.033   歯の天敵虫歯にお茶が効果的ー小さいお子様に朗報ー

お茶は虫歯予防に効力のあるフッ素とカテキンを含んでいます。フッ素は歯の表面を強くする働きがあります、またカテキンは殺菌作用をもつています。まだ歯磨きがうまく出来ない子供達には頼もしい味方です、食後の飲用や寝る前のうがいをしましょう。近年幼稚・保育園で食後にお茶でうがいを行っている所が増えています。またカテキンは、虫歯予防のほか口臭予防効果もあります。

No.034   お茶の成分カフェインは本当に胃に良くないのでしょうか? *

ー胃弱なので薄いお茶を飲んでいる方にー
カフェインは覚醒作用(疲労感や眠気の除去)、強心作用、利尿作用等人体にプラスになる機能性があります。各国の研究者の発表でカフェインが悪者にされる事例はコーヒーのカフェインについて研究されたものが多いようです。しかしその後それらの研究を否定する発表も多く、コーヒーのカフェインを危険因子とは断定できないようです。さて、緑茶のカフェインについては、カテキンとの結びつきによって穏やかに体内に吸収されるという特長があります。また、コーヒーに含まれないビタミンCが含まれているなど良いことばかりです。カテキンは胃に薄い膜をつくるなど、お酒を飲む前にもお奨めでき、胃に悪いということはいっさいありません。

No.035   八十八夜とはどういう意味? *

八十八夜とは立春(2月3日)から数えて88日目の日の事を言います。
5月2日頃が八十八夜になります。昔から、この日に摘み取られたお茶を飲むと一年間無病息災で過ごせるという言い伝えがあ ります。
実際に、この日前後に摘み取られたお茶は新茶の中でも一番味がのっておいしいお茶に仕上がっています。
またその由縁から『茶』という漢字は草冠に八十八と書きま
す。

No.036   お茶は何煎目まで飲めるの?

普栄養、甘味は二煎目まで ! お茶はノンカロリーで体に良い成分がたくさん含まれています、しかしほとんどの栄養素は二煎目で出し切られてしまいます。例えばカフェイン、ビタミンC、テアニンなどは、一煎めで60%以上が、二煎目で20%が抽出されます。したがって三煎目以降のお茶にはほとんど栄養が無くなります。お茶を飲む場合は二煎目まで口にしたら次は思い切って新しい葉にとりかえることをお薦めします。そうすればまた新たにお茶の豊富な栄養素を取り入れることができますし、旨味もまた新たになります。

No.037   新茶はなぜおいしいのでしょうか? *

新茶は冬の間じゅう養分をしっかりと貯えて、それを春の芽生えとともに成長していきますので、おいしいのです。 また、お茶はお茶の木の葉を加工して作ります。春になってお茶の新芽が伸びて来る時、最初に出る葉はみずみずしい若葉なのでそれだけおいしいお茶になります。昔から、新茶を飲むと一年間無病息災で過ごせるという言い伝えがあります。

No.038   結婚式などお祝いの席でで緑茶を出さないのはなぜ? *

結婚式場に打ち合わせにいったとき、緑茶がでてくることはありません。結婚披露宴の席でも、飲み物はビール、ワイン、コーヒーなどと何種類もでてくるが、緑茶は頼まなければでてこない。縁談話、見合いの席、結納をかわす席でも緑茶を飲むことはありません。婚礼に関する席で、緑茶を使うのは仕来りに反するのです。これは現在でも、かなり厳重に守られています。その理由は、緑茶が法事や葬儀の引出物によくつかわれるためです。人の死と関係の深いものをおめでたい席には不吉だと、緑茶は避けられるようになったのです。
また、緑茶は濁るからいう説や、「お茶をヒク」「茶化す」「茶々が入る」などと、お茶にちなんだ言葉にはいい意味のものがあまりありません。そんなあたりからも避けられるようになったそうです。婚礼の席でお茶のかわりにつかわれるのは、もっぱら桜蕩か昆布茶です。桜湯は塩づけにした桜の花にお湯をそそいだものですが、そのピンク色の華やかさがめでたい席にはふさわしいですよね。関東地方ではおもに桜湯がつかわれます。

No.039   「お茶をいれる」ってどんな漢字なの?

古来、最初の意味には、お茶の抽出 液の作成方法によって、「烹れる」「点れる」「煎れる」「淹れる」といった漢字が細かく使い分けられて当てられてきた。また、二番目と三番 目の意味に対しては、 主に「入れる」という漢字が当てられてきた。
 お茶の作り方の技法を区別する言葉として、「煎/淹」が対になる表現として特に多く 使われてきた。「煎」という語は、「薬草を煎(せん)じる」という用法に見られるように、お茶の葉を、火にかけ沸騰させたお湯の中に入れ、 煮出してお茶を作ることをいう。これに対し、「淹(えん)」という語は、現在普通に行われているように、火から降ろしたお湯で、急須 に入れた茶葉を浸してお茶を作ることを指す。この「淹」の漢字は、本来、茶に関するバイブルである唐代の陸羽の「茶経」という書物に、「」 という表記で登場する。
 この2つのお茶の作り方は、現在の形の煎茶がたしなまれるようになった、元禄時代から文化文政時代に特に意識して区別されていた。煎茶道は、日本にお いて抹茶道が 広まる以前の伝統的なお茶=「煎茶」を復興する、という意味合いがあった。この古来の「煎茶」は文字通り煮出して作る「煎茶」であった。それに対し、江戸 時代に復興した煎茶は、中国の華南地方で行われるようになっていた工夫茶の影響により、現在のスタイルと同じで茶葉を 急須に 入れてその中にお湯を注いで作るやり方であった。このやり方を当時、陸羽の茶経より表記を借りて「淹茶(えんちゃ)」と呼んだ。「煎れる/淹れる」と いう表記の 区別は、元々この「煎茶/淹茶」という区別に起因している。
 現在でも、日本古来の番 茶(徳島の阿波番茶や高知の碁石茶など)は、煮出して作る「煎茶法」によって作る。(その意味で、「番茶を淹れる」は、本来誤りである。) しかしながら、一般の煎茶では、「淹茶法」が採られており、この2つの技法を細かく区別することは、専門家以外にはあまり意味を持 たない。(実際には「淹茶」であるのに、「煎茶」という言葉が使い続けられているように。)また、「煎/淹」の表記は、お茶を作るという以 外の2つの意味の「いれる」、つまり茶碗や湯飲みに注ぐという意味 や、茶葉を急須の中に入れる、という意味には使えない。それに対し、「入れる」は以上三つのすべての意味に使える汎用性を持っている。
参考文献:陸羽「茶経」(平凡社東洋文庫289「中国の茶書」に収録)NHK出版 小川後楽 著 「煎茶への招待」

No.040   なぜ「茶碗」にご飯を入れるの? *

「湯のみ」と「茶碗」について。
なぜ「湯のみ」でお湯を飲まないでお茶を飲みますか? なぜ「茶碗」にご飯を入れるんですか?
逆に考えるとなぜご飯の器を「茶」碗といいお茶を飲む器を「湯」のみというんですか?語源を解説しますと、日本の歴史の話になります。
茶碗の起こりは平安時代(西暦794~1185ごろ)と言われています。当時は本当に、お茶をたてる為に使う陶磁器のことを「茶碗」と呼びました。
そうして時代が過ぎるにつれて、「茶碗」は「陶器そのもの」を指す代名詞となります。
陶磁器のことを全部「茶碗」と呼んでいたので、用途が増えると同時に、茶碗の中にもそれぞれ別の呼び名が生まれました。それまでお茶に使用されていた「抹茶茶碗」や「煎茶茶碗」…ご飯を盛る為の「ご飯茶碗」…そして、飲み物を飲む為の「湯飲み碗」…
お茶をたてる文化は既に上流階級のたしなみとなっていたので、大多数の一般庶民は食事に使う器にしか縁がありません。そこからもっとも親しまれていた「ご飯茶碗」が単に「お茶碗」と略されるようになり、湯飲み茶碗も「湯飲み」と省略されて呼ばれるようになった、というわけです!

 

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